「サンライズロボット研究所」×「串かつでんがな」 開発者によって考案されたコラボメニューを紹介する連載企画! 第3回
■「情報料だ、持っていけ(骨付き肉)」
『戦闘メカ ザブングル』作中の骨付き肉は「情報料=対価」として渡され、肉そのものが貴重で価値のある物として描かれていると考えられます。
アニメや漫画でよく描かれる骨付き肉(通称「トモ肉」や「マンガ肉」)は、たいてい骨が太くて両端に肉が盛り付けられた誇張された形状で、実際の動物の部位としては存在しません。
1980年代当時の日本アニメでは、骨付き肉は「ご馳走」や「力の象徴」として描かれることも多く、庶民が気軽に食べられるものではなく、「何か重要な価値と引き換えに得られる贅沢品」という位置づけで食べられていたと推測することもできます。
よって今回の商品は「骨付き肉」というキーワードから、大きさは用意できるものが限られているのでご容赦頂き、連想できる見た目と肉厚でちょっとしたご馳走にもなる手羽元のチューリップで表現しております。元々でんがなにあった商品ですがさらにちょっとピリ辛なタレをコラボ用に開発し、ディップしてお酒と一緒に楽しめる商品にしました。
■「バイストン・ウェルでは味わえない!?
地上のドリンク」
『聖戦士ダンバイン』に登場する異世界バイストン・ウェルは、我々の住む地上とはまったく異なる世界であり、オーラ力という特殊な生体エネルギーに支えられています。そのため、バイストン・ウェルの飲み物や食文化は地上とは異なり、特有の時代背景や価値観があると思われます。
コークハイは地上の大人が楽しむ現代のアルコールドリンクの代表的なものですが、バイストン・ウェルでは地上の文化や材料が直接存在しないため、同じ味や嗜好のドリンクは存在しなかったでしょう。
ショウとマーベルが作中で訪れたハワイで飲むというシーンは、彼らが地上的な大人の経験やリラックスを楽しむ瞬間を象徴しています。バイストン・ウェルの苛烈な戦乱や精神的修練とは対照的に、地上のアルコールは日常のストレスの解放や社交の潤滑油としての役割を連想させるでしょう。
ショウとマーベルがハワイで飲んだと想像されるドリンクがコークハイの現代風アレンジであっても、バイストン・ウェルの飲み物とは本質的に異なり、その違いは「地上の文明的な味わいと精神性」、「時代や価値観のギャップ」、「大人の嗜好や文化的アイコン」として捉えられます。こうした対比は、異世界と地上の異なる存在感や物語の深みを際立たせているのです。
と言う事で、バイストン・ウェルではそもそも存在していないであろう、地上の代表的な飲み物の一つであり、ハワイという事で今回はコーラをチョイスしました。バイストンウェルに炭酸飲料は存在しているのか定かではないがショウとマーベルにとっては懐かしい、地上に戻ってきたことを実感させる飲み物だったのではないでしょうか。