「サンライズロボット研究所」×「串かつでんがな」 開発者によって考案されたコラボメニューを紹介する連載企画! 第5回
「エルチの朝食、チャーシューエッグ」
エルチの朝食シーンの「目玉焼きとお肉」をリアルにイメージ再現して「チャーシューエッグ」を用意したということですが、チャーシューエッグは日本で親しまれている料理で、目玉焼きの卵とチャーシュー(豚の焼き豚や煮豚)が皿に一緒に盛られているものです。作中の朝食イメージが「目玉焼きと肉」というシンプルなものであればチャーシューエッグとしても大きな相違はないであろうと考えられます。
また、1980年代のアニメの作中設定はしばしば高度成長期後や未来設定でも、食糧事情や戦時的なバックグラウンドが反映され、シンプルで質素ながら栄養価を重視した食事を連想させる表現がなせれることもありました。チャーシューエッグは玉子料理と豚肉料理の組み合わせで当時の日本人の朝食に通じるものもあり、親しみやすく再現として合っていると言えるのではないでしょうか。
「質素ながらタンパク質が豊富な朝食」というイメージの居酒屋メニューから検討していくとチャーシューエッグが一番しっくりくる。エルチは文化的な生活にあこがれているため、フォークとナイフを使って食べるチャーシューエッグとなり若干滑稽ではあるが、彼女のプライドの高さであればナイフとフォークで食べているのもうなづける気がする。
「オーラの輝き!オーラ杏仁サワー」
オーラロードは地上界とバイストン・ウェルをつなぐ光の奔流であり、本来は魂が生と死の境界を越える際に通る道として描かれています。作中では、オーラ力や特殊な存在エ・フェラリオによりこの光の道が開かれ、地上人が召喚される経緯を持ちます。オーラロードは天を貫くような光の柱のイメージで、光の奔流・光の道として描かれ、魂やエネルギーが動き、往来する幻想的で神秘的なものとして描写されています。
今回再現したオーラロードは「淡いピンク色のドリンクにタピオカや色とりどりのフングイを入れ、マドラーで混ぜることで色とりどりのフングイがグラスの中で舞う」というアレンジにしており、光の奔流や色彩がふわふわ舞うイメージに合致させていて、オーラロードの幻想的な動きや色彩の多様性をよく表現できているのではないかと思います。また作中のオーラロードは「魂の通る神秘的な道」であり、異世界と現実世界をつなぐ橋渡しという精神性・超自然性を連想させます。飲み物の中で動く色とりどりのフングイや淡いピンク色は「異世界の幻想性」や「魂の流動性」を連想しやすく、視覚的にオーラロードのイメージを現代版アレンジにて成功したといえるのではないでしょうか。