サンライズロボット研究所

特集
2025.10.08

「サンライズロボット研究所」×「串かつでんがな」<br /> 開発者によって考案されたコラボメニューを紹介する連載企画 第6回(最終回)

 
5回にわたり掲載を行ってきた「串かつでんがな」とのコラボメニュー開発に関してのとりまとめとなります。
 
本企画では、『戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』という2作品の作中に登場した食べ物を再現することを試みました。
ただ、作品内に登場する食べ物は戦場の携帯食であったり、肉そのものが貴重であったりと質素で、食材にも制限がありました。現代の飽食の時代とはまったく違う世界観です。
その世界観のシンプルな物が多い作中の料理を、みなさんに提供できるレベルで「ロボット世界の料理を再現」するという実験を進め、「串かつでんがな」らしい斬新さを強調したメニュー開発を行いました。
 
 

【メニュー開発時の課題】

『戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』らしい見た目だけでなく、味にもこだわり美味しい料理を再現すると言う、両方の課題をクリアしたメニュー開発を行う必要がありました。
 
ところが、その課題をクリアするために、新しい課題が見つかったのです。
 
それは、メニュー開発者のザブングル派とダンバイン派による衝突です!
お互いに再現したいメニューが多く、提供メニュー数が決まっているなかで、どちらの作品のメニューを再現するのか、枠の取り合いが発生したのです。
特にフードについては、『あのシーンのあの料理を!』とメニュー化したいものが両作品ともにありメニューのプレゼンの場はさながら戦場でした。
 
そんななか、メニュー開発責任者の鶴の一声。
「僕は『ザブングル』も『ダンバイン』も好きだよ」
「!!!」
 
両作品のファンの方にお届けしたいという原点を思い出したのです。
 
最終的に譲り合いながらメニュー枠が決まり、さらに両作品をまたがったコラボメニュー「オーラ&ギア 交錯のバトル6戦士串セット」の提供も実現しました。
 
 
今回ご紹介したメニューに関しましては、作中でも採れたと想定される食材を使用することで作品の世界観を踏襲し、現代風にアレンジを加えることで美味しい料理へと昇華することが出来たのでは思っております。
実際、店舗でお食事されたお客様からも美味しいとご評価を頂いており、また作品性も表現されていたと言う多くの感想を頂きました。
 
 
 

【研究結果】

全く同じメニューを再現することは難しいが、作品に登場する料理をコンセプトとし、現代風にアレンジしたメニューの開発を行う事は出来ると結論致します。
そのためには、様々なアイディア出しが必須となりますが、そこに開発者の熱い想いがあればクリアできるのです。
 
今後、またこのような実験を行える機会があれば、今回の実験データをベースにより良い
メニュー開発を行う事が出来ると推察されます。