惑星ゾラに住む人類は、支配階級の〈イノセント〉と、労働者階級の〈シビリアン〉に大別されます。
イノセントは大異変を生き延びた前文明の人類の末裔で、高度な科学技術と文化を持っていますが、肉体的には体力・免疫力などが低下しており、ドームに保護された街の中でしか生きてゆけません。
シビリアンは、そんなイノセントが自らの後継者とすべく、人類再生計画のもと生体改造を施し造り出した3番目の人類です。闘争本能と共に体力、知力が強化され、集団行動による社会性を獲得することにも成功し、計画は最終段階を迎えていました。
しかしイノセント内で、教義通り彼らに人類の未来を託そうと考えるアーサー・ランク派と、このままイノセントが上位存在としてシビリアンを支配し続けようとするカシム・キング派に分裂し、イノセントとシビリアンの争いが始まってしまいます。
シビリアンに先駆けて開発された、トラン・トラン、ハナワンといった人類たちも物語には登場し、その世界観を拡げています。

