第5回:ウォーカーマシンについて<その1>
惑星ゾラの主要産業であるブルーストーンの採掘と運搬のため、イノセントが開発しシビリアンに供給している二足歩行機械が、ウォーカーマシンです。
ガソリンないしはディーゼルエンジンを動力とし、初期のモデルはセンドビード・タイプやオットリッチ・タイプのように非人間型でしたが、やがてクラブ・タイプのような2本の腕を持つ人間に近い形に収斂。トラッド11やギャロップ・タイプといった汎用モデルが、ロックマンたちの間に広く普及します。構造がシンプルで頑健。整備や改造も容易で、コンピューターコアやホバーユニットなど、様々なパーツが流通しているようです。
さらにダッガー・タイプやカプリコ・タイプ、ガラバゴス・タイプなどの大型ウォーカーマシンも生まれ、大規模な作業が可能になると同時に武装も強化。略奪や用心棒を生業とするブレーカーたちにも、必要欠くべからざる商売道具となりました。ガバメント・タイプやプロメウス・タイプのように、戦闘でこそ真価を発揮するモデルも少なくありません。
シビリアンにとっての槌であり、馬であり、銃。それがウォーカーマシンなのです。

